16.そして今

レーザーカッティングゲーム

たくさんの人にレーザーカッティングゲームを楽しんでほしい

このような経緯でレーザーカッティングゲームは完成した。

ロケや出展を始めたのは2020年から。本当はここからやりたかったのだが、ゲーム自体がなかったため、不本意ながら製作することから始めざるを得なかった。そしてロケや出展を始めるまでに5年かかってしまった。

ゲームは当初4台製作した。しかし、年を経るごとにマイコンやその他の電子部品が製造中止や品薄になってきたため、2022年1月にさらに10台製作し、現在14台保有している。しかし、既に通電しなかったり、7セグメントの表示がばらついたり、勝手にリスタートするといった「故障」が発生していて直せていない機器が出てきている。もう追加製作は考えられないため、未来への継承が既に課題となってきている。

レーザーカッティングゲームは、赤外線をたくさん切ってカウントさせるための「コツ」や「心構え」が必要だと感じさせてくれる「奥が深い」ゲームだ。

誰でも気軽に楽しめてこれだけ熱いのに思慮深さや冷静さを求められる。。。

そう感じずにはいられないゲームがこの世に一体どれだけあるだろうか。

もはやゲームというカテゴリーにとどまるものではないと感じる。

レーザーカッティングゲームが「実感が日常を突き破る」ための「道具」であることを常に意識しながら、これからも精一杯活動していく所存だ。  〈おわり〉

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