10.基板を発注する

レーザーカッティングゲーム

CADで基板を設計

昔の家電製品ではおなじみの「電子基板」。この基板は、表面の銅箔の一部を溶かして配線の代わりを担いつつ、部品も基板にはんだ付けして仕上げるのだが、銅箔を溶かす硫酸や溶かした後の廃液処理にはコストがかかるため、困ってしまうことが多い。そのためか日本の基板製作会社による基板の製作単価は高い。

これに対し、中国など海外の基板製作は驚くほど安い!

雑誌「トランジスタ技術」で特集されていた、パソコンでCADにより基板回路を設計するフリーソフト「Kicad」を使うことにした。

トラ技に同梱されていたチュートリアルDVDを一から見ながら作業したが、これはフリーソフトなのかと思うくらいすばらしく安定した操作で確実に作成を進めることができた。

作成したCADデータを注文画面に添付し、クレジット決済で海外の基板メーカーに発注。

1ヶ月弱で中国深圳から航空便で届いた。10枚で1,000円ちょっと。安すぎる!どれだけ製作工場付近の土壌や水源が汚染されているかは知る由もない。  <つづく>

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