13.特許調査

レーザーカッティングゲーム

世界中で楽しまれるゲームを目指して

2018年12月、愛知県の弁理士事務所へ向かった。このゲームで特許を取ることができるか調査を依頼するためだ。日本だけでなく、海外の特許取得にも明るい弁理士をネットで探しに探した挙げ句、ここまでやってきたのだった。

いい大人が二人でゲームを試しながら真面目に話をした。

このゲームの機能の一部をスマホアプリに分担した場合も特許を取れるか調査をお願いした。アプリに7セグメントの表示、スピーカーの発音、スタートスイッチの機能を分担すると、本体の製作コストがかなり安くなり、SwitchやPlayStationと販売価格で競合しないで済むと考えたからだ。

そして2019年2月上旬にメールで報告書が送られてきた。

「本機発明(ゲーム機自体、及びそのアプリゲーム)は出願をしても、既に技術が公開されているなどの理由により、特許性が認められることは難しいものと考えます。しかしながら、そのことを正確に判断するのは弊所の役目ではなく特許庁の役目となります。上述のようなリスクがあっても実際に特許出願・審査請求をして特許庁の判断を仰ぐことも当然可能です。。。」 この結果を受けて、この先行調査の費用3万円を支払い、特許申請は断念した。特許申請料は安くても40万円はかかる。やはりリスクが大きい。1ヶ月半でゲームを作り、それをくれたプロの人に「ゲームが完成したら自分の発明として特許申請してもいいですか?」と尋ねたら即答でいいよと言ってくれたのをあらためて思い出した。。。世の中そんなに甘くないか。

また、並行してコンタクトしていた知的財産権支援企業の担当者にも断念の意向を伝えた。  <つづく>

コメント